スナッグ(SNAG)とは?
スナッグは、元PGAツアープレイヤーのテリー・アントンとウォーリー・アームストロング によって6年の歳月を費やして開発されました。教える者、学ぶ者の両方にとって「やさしく」「正確に」「どこでも」「だれでも」ゴルフの基本を学ぶ事ができ、また教えることができる用具とプログラムの開発をコンセプトにして用具開発に4年、プログラム作成に2年を費やし2001年米国PGAショウ(世界最大のGOLF SHOW)で始めて発表されました。
スナッグ(SNAG)の意味は、Starting New At Golf(ゴルフを始めるために)の頭文字をとったものです。もう一つ、スナッグで使用するターゲット類はすべてボールがくっつくようにデザインされています。SNAGとは、「くっつく」という意味がありますので、この二つの理由から「SNAG」と命名されました。
スナッグはゴルフの基礎的な要素を全て持ち合わせており、ルールはわかりやすく、広さの限られた場所でも充分に楽しめるスポーツです。スナッグの用具やプログラムには、ゴルフの基本技術であるフルショット・ピッチショット・チップショット・パッティングそして“コースプレイ”を「楽しく」「正確に」習得するために、様々な工夫が 施されています。また、プレイや練習を通してゴルフの「マナーやエチケット」を学ぶことができます。 スナッグは、初心者にとってゴルフを学ぶための「ゴルフの入り口」となるでしょう!!
日本にはパークゴルフ、グランドゴルフなど、~~~ゴルフと呼ばれるものが多くあります。これらのスポーツとスナッグの大きな違いは、前者はゴルフのような、またはゴルフに似たスポーツであるのに対し、スナッグはゴルフの基本を学ぶために開発され、ティーショットを打ち、アプローチをして、パットをする風景は「ゴルフ」そのものです。そしてプレイや練習がゴルフ場や練習場だけでなく、校庭や野球場、サッカー場、体育館などどこででも、子供から高齢者まで3世代が、またゴルフ未経験者から上級者まで気軽に安全にプレイできるスポーツが「SNAG」なのです
◇一般的なルール◇
1. ランチャーでボールを打つ時は、必ずはランチパッドを使用して下さい。グリーン内では必ずローラーを使用して下さい。1球目を打った後、プレイヤーはボールを拾い、そのボールの位置からランチャー1本分の長さの範囲で、グリーンやスナッグフラッグに近づかないようにして、ランチパッドを置いて打ちます。グリーン内に入ったボールに関しては、ボールの位置を動かすことはできません。
2. ランチャー1本分の長さの範囲で、ボールが打てない場所にある場合は、ペナルティが課せられスナッグフラッグに近づかないようにボールのある場所から最も近くで再びティーアップできる所まで行き、そこからルールの1に従ってプレイを続けます。その際、ペナルティポイントが1打加算されます。
3. ボールがコースから出た場合は、その出た地点に最も近い場所から、ルール1に従ってプレイを続けます。その際、ペナルティポイントが1打加算されます。
*ゴルフのOBに相当しますがスナッグでは元の場所からのうち直しではなく、ボールの出た地点に最も近い場所からの打ち直しとなります。
4. ボールを紛失した場合も、やはりペナルティ1打が課せられ、同様にその場所に最も近い場所から、ルール1に従ってプレイを続けます。
*ゴルフのロストボールに相当します。
5. グリーン内において、あるプレイヤーのボールが他のプレイヤーのショットの妨げとなっている場合は、スナッグフラッグに近いプレイヤーが、ボールのある場所にコイン又はその他の小さく、平らな物を代わりに置き、その場所をマークします。このようにしてボールを一旦拾い、他のプレイヤーがプレイを続行できるようにして他のプレイヤーがショットした後、ボールをマークした場所に戻してプレイします。
6. “スナッグアウト”(ホール終了)したとみなされるためには、ボールは必ず、スナッグフラッグにくっついた状態にならなければなりません。時折、ボールがはね返ってしまう事があります。その場合は残念ながら“スナッグアウト”とみなされません!